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校長日記

校長日記

 学校の出来事などを、校長の目線で言葉にしていこうと思います。

 ご覧いただけたら幸いです。

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5月14日(水) 運動会にむけて ~体育集会~

 14日(水)の朝、体育集会が開かれました。全校が集い、校歌ダンスの練習(昨年の復習もしつつ)をしました。ステージに上がり、進行をつとめたのは、今年度本校へ異動してきたばかりの先生でした。事前に先輩の先生方からアドバイスをもらい当日を迎えたわけですが、振りつけ(動き)を間違えてしまう場面がありました。その動きに6年生が瞬時に気づき、そのざわつきにステージ上の先生も気づき、修正するという場面でした。「みんなごめんね。先生間違えちゃった」と全校にお詫びする場面もありました。とても和やかな空気が生まれ、全校で歌いながら『校歌ダンス』を踊ることができました。次回は校庭での練習となります。手には、旗を持つかもしれません。いい音を天高く響かせてほしいと思います。

 今週月曜日から『運動会特別時間割』がはじまり、各学年での運動会へ向けた練習も始まっています。右上は1年生のかけっこの様子です。担任の先生の、「ここまで走るよ」の言葉に呼応し、1先生の子どもたち、先生のいる場所まで必死に走っていました・・・と思いきや、なぜかスタート地点へ戻る時にも全力疾走で戻っていきました。もう走りたくて、友だちと競いたくてたまらない!!そんな姿でした。

 今年度は、

 1年生は、玉入れ+表現、かけっこ・・去年は「スパイ」今年は??

 2年生は、表現、かけっこ・・去年は、「メラ」今年は??

 3年生は、台風の目(競技種目)、かけっこ・・今年の競技は??

 4年生は、表現、かけっこ・・去年はソーラン、今年は??

 5・6年生は、表現、かけっこ・・去年はフラッグ&ダンス、今年は??

 そして6年生が主体となって行う全校種目・・去年は全校リレー、今年は??

 最後に、校歌ダンス・・こちらは会場みなさんご一緒に!

 このようなプログラムを構成し、当日に向け、全校が1つになり、動き出しました。運動会スローガンは、

 「安全に 楽しく 協力して 最高の運動会をつくろう」

です。怪我することなく、みんな楽しく、お互いを感じ合える、最高の運動会を目指します。

 

5月9日(金) 何とか天気がもちました ~春の遠足~

 1週間遅れとなった遠足が、本日無事に実施されました。子どもたちも職員も、そして保護者の皆様も一安心でした。

 1年生は、大宝寺と郷土美術館、2年生はリフレッシュパークあおき、3年生は昆虫資料館、4年生は十観山、そして5・6年生が夫神岳が目的地でした。

 暑すぎず、かといって寒すぎず、ほどよい天候の下、自分の足を原動力に、目的地へと向かっていきました。私は、緊急対応がある可能性があるため、学校へ残り、元気よく出発する子どもたちと先生方の姿を、どこかうらやましい気持ちも抱きつつ見送りました。

 お昼には、登山隊の”鏡交信”を行いました。夫神岳からは太陽が背中側になり、合わせ鏡で何とか光を学校側へ届けようと試み、一瞬ではありますが子どもたちからの光が届きました。十観山からも試みましたが、頂上が少し茂みになっていたこともあり、光を届けることは叶いませんでしたが、青木村にお勤めの保護者の皆様の中には、お昼の時間に外へ出て、鏡の交信をしていただき、実際に鏡を2つの山へ向けて届けてくださいました。交信をしてくださった保護者の皆様ありがとうございました。

 午後になり、1年生を皮切りに、学校へ戻ってきました。大きな怪我をすることなく戻ってくることができました。初めて遠足を体験した1年生に戻ってきたところをインタビューしてみました。すると、

「歩くのが楽しかった」「お弁当がおいしかった」「蒸したまごがおいしかった」とコメントをいただきました。そして最後、Kさんが「まずかった」と口にしたのです。私は、手作りのお弁当に対して、「どうして”まずかった”と表現したんだろう」と思いました。そして、Kさんは、少し間を空けた後、「歩くのがね!!」とニコッと答えました。お弁当がまずかったのではなく、歩くのが”まずかった”のです。きっと、「とってもつかれた。もうくたくただよ!」を「まずかった」という言葉に置き換えて表現したのでは?そんな風に感じました。

 今日は、お家に帰って、わたしにとっての遠足エピソードを子どもたちはたくさん語るかと思います。どんなエピソードをお家の人たちに届けるのかな??興味津々です。

 雨を降る時間を、遠足終了後にしていただいた、お空の神様、ありがとうございました。

 

5月7日(水) 久しぶりの学校 そしてハプニング・・・ ~2年生~

 大型連休が明け、5月が始まりました。登校してきた子どもたちからは、「○○へ行ってきたよ」「親戚が来て、一緒に遊んだんだよ」などなど、様々な連休中の出来事が聞こえてきました。

 そんな朝のことです。校長室でパソコンと向き合っていると、2年生のただならぬ声が聞こえてきました。担任の先生が下駄箱で靴を履き替えているところに2年生のKさんがやってきて、

「先生大変、畑のキャベツが食べられちゃってた。ほぼ全滅だよ」

と担任の先生に様子を伝たのです。おそらくKさんは、4月に植えたキャベツの苗の様子が気になり、登校するや否や畑へ駆け出し、様子を見てきたのだと思います。

 この日の放課後、担任の先生に朝のやりとりについてお聞きすると、キャベツを植えた時に、虫に食べられるかもしれないからと不織布でキャベツの苗を囲う作業をしたことを教えてくださいました。Kさんは、この作業をしたから、「きっと連休中も虫に食べられることなくキャベツが育っている」と思い、キャベツの様子を確かめに行ったのだと思います。ところがどっこい、まさかの事態(風にあおられ、覆いかぶせていた不織布がめくれてしまった)になっていて、居てもたってもいられなくなり、少しでも早く担任の先生に報告したくなったのです。

 Kさんの行動は、”自分ごと”になっているからこその行動でした。2年生は、学校の畑を利用して大豆をはじめ、様々な野菜を育てるようです。夢見る大収穫にたどりつくまでには、今回のような思わぬ事態が起こるかもしれません。スムーズにいかないからこそおもしろく、そういうことがあることによって、学校の畑が、大切な”わたしたちの畑”になっていくのだと思います。今後も楽しみです。

5月2日(金) 残念ながらの延期 ~春の遠足~

 いよいよ5月となりました。もう4月が終わったと思うと、本当に月日が経つのは早いです。

 本日は、春の遠足日でした。が・・・、残念ながら天気が味方せず、延期となりました。朝、学校前の横断歩道に立ち、子どもたちどんな表情で登校してくるかなと思い、子どもたちが来るのを待っていましたが、「おはよう」と声をかけると、元気なあいさつが返ってきました。少し、安心しました。

 「お弁当忘れなかった」と声をかけると、「持ってきたよ」「決まってるじゃん」の声。そんな中、3年生のHさんとRさんに、「お腹がすいたからって、二時間目休みに食べちゃだめだからね」と声をかけると、2人は笑い、Rさんは「食べるわけないじゃんと」と言い、それに続いてHさんが、

「(Rさんを見ながら)そんなことしないよね。(私を見つめ)あ~でもね、私、大好きなお母さんが作ってくれたお弁当だから、お昼まで食べちゃいけないことは分かってるけど、食べたくなっちゃうかも!」

と話しました。心がぽかぽかになりました。そして、Hさんが、どれほどお母さんのことが大好きなのかが伝わってきました。

 今日が天気であれば、おそらく私は、横断歩道には立っていなかったと思います。天気が味方してくれなかったことは本当に残念ですが、Hさんの素敵な言葉に出合えたことは幸運でした。

 お昼の時間に各教室にお邪魔をすると、おいしそうにお弁当を食べていました(すでに食べ終えている子もいました)。「校長先生見て~。この○○、おいしそうでしょ」とニコニコ笑顔でお弁当の中を紹介してくれる子が何人もいました。

 来週の金曜日もお弁当です。☼次回は、それぞれの目的地で、お天気空の下、おいしいお弁当を頬張ってほしいと思います。

 お天道様 なにとぞ青木小学校の大好きな子どもたちのため 5月9日は朝から天気にしてください☼

4月30日(水) 19年間 ありがとうございました ~お別れの会~

 

 水曜日の朝の活動は、ドリルの時間ですが、本日の朝は全校集会を行いました。なぜ集まったかというと、これまで19年間、本校の図書館の先生としてお勤めされた先生が本日をもって退職されるため、先生とのお別れの会を行うためでした。

 私から全校へ向けて、今日でお別れになってしまうこと、これまで19年間ずっと図書館にいてくださったこと、そして、19年前の6年生は現在31歳の大人になっていることを伝えました。

 子どもたちから、この場で先生への感謝の気持ちを伝えてほしいため、急遽、子どもたちにマイクを向けました。すると、さっと2年生のTさんが手をあげ、「これまでありがとう」の言葉を伝えました。そこから他の学年も手を上げ、マイクをリレーし、最後は、6年生の図書委員会の委員長と副委員長から、お別れの言葉が届けられました。とても素敵な場面でした。

 お別れをする先生からも子どもたちへメッセージが届きました。「ぜひ、本を手に取って、めくってください。そして、大好きな本に出合ってください」と。思いのこもった、温かなメッセージでした。メッセ時をいただいた後、全校で、校歌を歌いました。お別れする先生たった一人のため、全校一人一人が精一杯の歌声で、校歌のメロディーに乗せ、感謝を届けることができました。

 明日からは、新しい図書館の先生が一人で担当します。この1ヶ月は退職される先生と二人で引き継ぎも兼ね図書館に居ました。19年間勤め培ったノウハウを受け継いだと思います。やる気に満ち溢れると図書委員会とも連動し、素敵な図書館の世界ををつくってくださるはずです。お楽しみに!!

 本は、そこに居ながら、様々な世界へ連れて行ってくれる、魔法の本です。私自身、子ども時代にたくさん本を読むことはなく、本の素敵さに気づいたのは大人になってからでしたが、ぜひ、最後のメッセージの通り、本を手に取り、本をめくり、その本が連れてってくれる素敵な世界を感じてほしいと思います。

 保護者の皆様も、お気に入りの本に出合える機会をつくってほしいと思います。あるいは、素敵な絵本を読み聞かせしてほしいと思います。アナログだからこそ感じるものがきっとあるはずです。

 

4月25日(金) 細かなところにもこだわって ~体育集会~

 

 朝の時間、先週に続いての体育集会が開かれ、『ラジオ体操』をしました。体育主任の先生が担当し、”細かな動き”にこだわってラジオ体操をしました。

 なぜこの時期にラジオ体操なのか・・・。それは5月31日に行われる”ある行事”に向けてです。そうです、『運動会』です。昨年度から、運動会を秋開催から春開催へ移行しました。理由は熱中症対策です。前年度はじめて行いましたが、子どもたちからも、保護者からも好評で、引き続いての春開催運動会となりました。運動会プログラムの1番が、この『ラジオ体操』なのです。腕の回し方、腕の伸ばし方、どのタイミングでかかとを上げるのかなどなど、いくつかのポイントを意識しながら一回通して行いました。私も最後方から、全校のみんなと一緒に、体を動かしました。たかがラジオ体操、されどラジオ体操です。細部にこだわりラジオ体操をすると、1回やるだけでもハーハーです。全校と一緒に、活動的な時間を過ごさせてもらいました。

 会の最後に、体育主任の先生から、「次、ラジオ体操をするのは、校庭になります。その時には紅組白組も決まっています」と、全校に向けた話がありました。次回の時には、運動会当日まで、1ヶ月を切っています。きっと、運動会当日は、あっという間にやってきます。学年ごとのかけっこ(短距離走)に、表現に、玉入れに、児童会種目に、5,6年生の発表に(今年は何に挑戦するのかな?ワクワク)と、昨年の運動会を思い出すと、もう心は”踊る踊る”であります。

 今、この校長日記を打ちながら、外を眺めると、目の間には校庭です。5月31日には、テントが設置され、綺麗に白線が引かれ、空には万国旗がはためく。トラックの周りには多くの保護者の皆様が集い、我が子の躍動する姿を見つめます。今年ならではの、今年の全校でしかつくれない今年限りの運動会。こうご期待です!!

 

4月24日(木) 私の決意を疑問を伝え合う ~第1回児童総会~

 6時間目に、今年度第1回目の児童総会が開かれました。今年度の児童会活動目標(スローガン)

   「みんなでつくろう 楽しい青木小学校」

 が発表され、このスローガンを受けて、自分はどうしたいのか(自分たちにできることの提案)を発表し合いました。

 「あいさつを頑張りたい」「委員会で新しいことを考えて提案したい」「当番活動を忘れずやりたい」など、わたしが考える”自分にできること”を全体の前で発表しました。勇気をもって発言する姿が、とても頼もしく感じました。

 それぞれの委員会から年間の活動計画が発表され、質問・意見・要望を出し合う時間となりました。一人の子が、すっと挙手し指名されると、「どうして、清掃の時間に赤白帽子を被らないといけないんですか」と学校をきれいにする委員会へ質問をしました。しばしの沈黙の後、議長から「みなさんはどう考えますか」と全体への投げかけがあり、質問をした子が再度挙手し、「私は、正直言って、かぶりないといけないからかぶっているだけで、かぶらなくてもいいんじゃないかなって思う」と発言しました。すると、全体の前に座る委員会の役員の子が、「頭を守るために、それから、清潔を守るために帽子をかぶります」と質問に対しての返答をしました。隣に座る委員会の仲間と、近くに座る他の委員会の仲間と相談し、生み出された回答でした。

 このやりとり1つをとっても、学校生活の”当たり前”の中にある問いを全体で共有し、その問いに対してみんなで考えられたという事実に、自分たちの学校をよりよくするために考え合えることのできる子どもたちであることを強く感じました。全校みんなでつくる、子どもたちの感覚でつくりあげる楽しい学校になっていく予感がしました。

 総会が行われる中、議長を担当した子は、指名をするとき、終始「○○さんお願いしまます」「○○さんの考えをお願いします」と一人一人の名前を呼んで指名していました。この姿もとっても温かな姿に見えました。学級はもちろん、全校一人一人がみんなのことを名前で呼び合えるそんな温かな、より楽しい青木小になっていくことも感じました。素敵な児童集会でした。6年生のみなさん、今年ならではの児童会活動を期待しています!!

 

4月23日(水) 安全に歩き、安全に運転する ~交通安全教室~

  朝の時間から1時間目にかけて、交通安全教室が行われました。上田交通安全協会青木部会の皆様、駐在所の所長さん、村役場の担当の方にもご協力いただき、交通安全について考える大切な時間となりました。

 1年生と2年生は、実際に学校周辺の道を1年生2年生がペアになって歩きました。実際の横断歩道を渡る時には、手前の場所でしっかりと止まり、車が来ないか、来ている車が完全に停止したかを確認し、手をしっかりと上げ渡ることができました。2年生は1年生に、「止まってくれたから渡るよ」「しっかりと手を上げてね」「渡ったら運転手さんにお辞儀をするよ」と優しく伝えている様子もありました。2年生になって間もないにもかかわらず、立派なお兄さんお姉さんになっていました。

 3年生から6年生は、体育館で自転車の安全な乗り方・運転の仕方について学びました。自転車クラブに所属5年生のTさんがモデル走行をし、実際の様子を見つめながら確認することができました。後半は、自転車の運転についてのDVDを視聴しました。自転車を運転するということは、”被害者”のみならず”加害者”にもなる可能性があることを改めて確認することができました。

 自転車に乗る(乗れるようになる)と、自分の力で行ける範囲(世界)が一気に広がることを、会の冒頭私から伝えました。自転車に乗るからこそ感じられる風、自転車に乗ることができるからこそ行ける場所があります。自転車は自分の世界を広げてくれるアイテムの1つです。そのアイテムを有効に使うためにも、安全のためのヘルメットを必ず着用し、交通ルールを守り、そして、安全協会の皆様が教えてくださった”こと”を忘れず、自転車に乗ってほしいと思います。もちろん、歩く時にも安全に気を配って歩きましょう。

 

4月21日(月) 桜は散れども・・・ ~休み時間~

 

週末の温かな陽気もあって、校庭の桜は一気に散り出し、葉桜と変わり始めました。桜の花の儚さを改めて感じさせられました。

 そんな桜舞う校庭で、今日も子どもたちは、生き生きと遊んでいました。学年の枠関係なくサッカーを楽しみ、先生も混ざってキャッチボールをして、鉄棒で覚えたての技に挑み、ブランコではどっちが勢いよく漕げるかを競い、雲梯では6年生が優しく1年生を手助けし、ジャングルジムのてっぺんからは、「校長先生、ここだよ~」の1年生の嬉々とした声が聞こえてきました。

 休み時間は、移動時間を合わせて20分間。この20分間は、子どもたちにとっては(も)、貴重な貴重な20分間です。そんな大切な20分間の営みの中で、おもいっきり体を動かすことで自分を感じ、友だちと群れ、関わることを通して友を感じ、遊びを通じて、自分自身を更新していってほしいと思います。私も時々、遊びに混ぜてもらって、子どもたちの”素”の姿に出会いたいと思います。

 

4月16日(水)②  ちいさなちいさな 大冒険 ~1年生~

 今日の朝は、この時期としては肌寒さ残る朝でしたが、写真の通り、雲一つない美しい朝でした。登校前の1枚のため、校庭に子どもたちは居ませんでしたが、校庭は子どもたちを待ちわびていました。

 さて、2時間目休みのことです。1年生を迎える会を終え、一人また一人と校庭へ飛び出し、思い思いに遊び始めました。校長室から校庭を眺めると、ちょうど式台があります。その式台に3人の1年生が上がり、式台から飛び降りる遊びを始めました。その様子を見ていると、あることに気が付きました。それは、一人の子は、式台から飛び降りたことがなく、まさにそのチャレンジをしていたのです。お友だちがピョンと飛び降り上手に着地するのを見て、「次は、自分の番」と思い、足先を式台の端に持っていき、膝を折り曲げ、「よし行くぞ!!」と覚悟をするのですが、なかなか”降りる”までに行きつきません。何回か試みようとするのですが、しばらくすると両手を胸にあて、友だちに、「やっぱり怖い」と伝えているようでした。ちょうどこの時、教頭先生と他の学級の担任の先生が校長室へ来たので、状況を説明し、校長室から、「がんばれ、がんばれ」と言いながら、チャレンジし続けるRさんを見つめました。

 そして、何回か友だちが飛び降りた後、2人の友だちはブランコのある遊具広場へ向かい、Rさんは、式台に一人、取り残されてしまいました。どうするんだろうと、心配と期待、両方の気持ちを抱きつつ見つめていると、Rさん、意を決して式台から飛び降りました。着地も見事に決まり、後を追うように遊具広場へと向かっていきました。

 休み時間の音楽流れ、校庭で遊んでいた子どもたちが一斉に教室へと戻っていきました。私はすぐさま校長室を飛び出し、教室へと向かうRさんに声をかけました。「Rさん、冒険してたね。式台から飛び降りようとチャレンジしてたね!見事出来たじゃん。すごいよRさん。ところで、飛び降りた瞬間どうだった?」と聞くと、Rさんは、こう答えました。「えっとね。こうやって土に足が付いたでしょ。このときね、心までドスンっていうのが伝わってきた」と、両手を心臓の前に持ってきて、クルクル回しながらその瞬間の説明をしてくれました。

 Rさんの冒険、大成功です。子どもたちにっての休み時間は、遊び尽くせる時間でもあり、と同時に冒険タイムでもあることを、Rさんが私に教えてくれました。次は、どんな冒険をするのかな・・・

4月16日(水) ようこそ1年生 ~1年生を迎える会~

 2時間目に、1年生を迎える会が行われました。新6年生がプロデューサーとなり、企画ならびに司会進行をつとめました。

 まずは入場です。BGMが流れ、花のアーチを6年生と手をつないだ1年生が入場してきました。入学式よりも穏やかな、そしてにこやかな表情でした。席にエスコートされ着席し、会のはじまりです。児童会長があいさつをし、その後、副会長が一人一人の1年生を紹介していきました。「○○が好きな、◇◇さん」です。この紹介で、一人一人が紹介されていきました。ドラえもん好き、でんぐり返し好き、スイカ好き、メロン好き、ピンク好き、などなど、バラエティーに富んだ「好き」が紹介され、とても和やかな雰囲気となりました。

 紹介の次には、ゲーム「進化ジャンケン」で全校が交流をしました。まずはミミズ、次にはうさぎ、更にクマ、そして人間、最後は神です。4回連続でジャンケンに勝つと神となりステージに上がることができる。こういうルールでした。3回行われました。1回目にはジェスチャーをせずジャンケンをしていたので、ステージにいる児童会の役員から、「ミミズは這いつくばる、ウサギはぴょんぴょん歩く、クマは腰を低くしノソノソと歩く、そして人間は普通に立ってジャンケンをする」と実際にポーズをとりながら説明をしたおかげで、2回目、3回目は、全校がミミズ、ウサギ、クマの真似をしながらのジャンケンタイムとなりました。

 ゲームを楽しんだ後は、1年生からお礼のメッセージが発表されました。声をそろえて、「ぼくたち、わたしたちのために、楽しい会を開いていただき、ありがとうございました。これからも、たくさん教えて、たくさん遊んでください。よろしくお願いします」と、2年生から6年生までのお兄さんお姉さんたちに向けてお礼とお願いを発表しました。きっと、休み時間や昼休みには、1年生がたくさんの学年の人たちと遊ぶ姿が見られるはずです。

 6年生のみなさん、準備期間が限られる中、全校が楽しめる会を企画し、実行してくれてありがとうございました。全校が楽しむことができました。児童会活動は、6年生が主役となり、学校をよりよく、そしてより楽しくなるにはどうしたらよいかを考え、実行していく活動です。昨年の活動をより進化させ、今年の6年生だからこそ生み出せる企画、期待しています。

 

4月15日(火) 春を見つける 感じる ~2年生~

 

 5時間目、雨雲に覆われていた空が瞬く間に晴れ渡り、満開の桜が風に揺られていました。そんな校庭から楽しそうな声が聞こえてきたので、お邪魔しました。桜の木の下に集まっていたのは2年でした。2年生は2クラスが1つのクラスにまとまり、スタートしたばかりですが、元○○組など関係なくかかわっていました。

 私を見つけると、「校長先生、春を4つ見つけたよ」「ぼくは6つだよ」と教えてくれました。どうやらこの時間に『春』を4つ以上見つけることが課題だったようです。「さくらでしょ、すみれでしょ、つくしでしょ・・・」と、見つけた植物(花)の名前を伝える子もいれば、「さくらでしょ、それからね、紫色いろの小さなつぶつぶの花」と教えてくれた子もいました。もしかしたらタチツボスミレの花のことを言っているのかもしれません。翌日の授業で見つけた春を発表するようです。きっと、今は名前が分からず”紫色の小さなつぶつぶの花”と表現した花の名前を、友だちとのやりとりを通してその花の名前を知ると思います。図鑑を通して知ることももちろんいいですが、友との関わり、やりとりを通じて得る学びも素敵です。

 10分ほど、2年生と担任の先生との時間にお邪魔をさせていただきましたが、子どもたちの目線を見ても様々なでした。足元を見て春を探す子がいるかと思えば、目線を上にして春を探す子もいました。目線を上にして春を探していたМさんが、「先生見て、桑の木に葉っぱ見つけた」と発した瞬間がありました。2年生は1年生だった去年、ブランコとプールの間にそびえる桑の木に手を伸ばし、めいいっぱい桑の実を取って食べていました。その時私も「取って(採って)取って(採って)」とたくさんせがまれました。葉っぱを見つけたМさんももちろんそこにいました。あの時わたしたちにおいしい実を届けてくれた桑の木に、緑色の立派な葉っぱがあることに気づいたのです。桜はもちろん、桑の木の葉っぱからも春を感じたこの時間、子どもたち、本当に生き生きとしていました。振り返りの時間が楽しみです。

 

4月14日(月) 命を守るために ~避難訓練~

 今年度1回目の避難訓練が行われました。朝方少し雨も降っていましたが、校庭に避難する通常の避難訓練を行うことができました。

 非常ベルが流れ、「給食室から出火、校庭に避難しなさい」の放送で、全校が一斉に校庭へ避難をしました。防災ずきんをかぶり、頭を保護しながらの避難でした。全校が避難できたことを確認し、職員の係活動を終え、川西消防署の消防士さんから講評をいただきました。「”お・は・し・も”をこれからも意識すること」「ハンカチを身に付け、避難の時には煙を吸わないようにすること」など、大切なお話をしてくださいました。子どもたちは、消防士さんの話を真剣な眼差しで聞いていました。避難訓練がとても大切なものであることを分かっているからこその姿でした。

 避難訓練を終え、消防士の方に改めてお礼を伝えると、消防士さんから、「とてもいい避難訓練でした。ここまで静かに、誰も話すことなく避難する訓練を見ることはめったにと言いますか、ほとんどありません。すばらしい子どもたちですね」とお褒めの言葉をいただき、私からは、「日頃おとなしいから静かにできるのではなく、話し合いをするときには自分の考えを堂々と言えて、休み時間にはおもいっきり元気に遊ぶ子どもたちです。遊ぶときは遊ぶ。話し合う時は思いっきり話し合う。そして静かにすべき時には静かにできる。そういうメリハリのある素敵な子どもたちです」と、日頃の様子をお伝えしました。

 とてもいい避難訓練となりました。日頃から、自分の命を大切にし、友を大切に思える。そういう子どもたちへとさらに成長していってほしいと思います。

4月11日(金) 初公開 ~参観日~

 今年度1回目の参観授業がありました。また、年度当初の参観日なので、参観授業後にはPTA総会と学級懇談会も行われました。

 我が子の授業の様子を見つめようと、大勢の保護者の皆様の参観のもと各教室で授業が行われました。粘土の作品を作ったり、音読をグループ発表したり、担任の読みきかせから授業が始まったり、友だちが思い浮かべている言葉を連想したり、友だち・仲間について考えたりと、それぞれの学級で、担任の先生の持ち味を発揮しながらの授業が展開されました。途中途中、子どもたちは教室の後ろや横側で授業を参観する自分の親を見つけようとする姿も見られました。やっぱり子どもは、自分を見てもらえていることがうれしいのです。

 参観後のPTA総会では、私から保護者の皆様へ向けて今年度の取り組みなどについてお伝えをさせていただきました。3つの根っ子(思い合いの根、学び合いの根、関わり合いの根)を伸ばすことを今年度の重点においていること、お仕事ゼミに挑戦することなど話をしました。オンラインの不具合が冒頭で起こり、始まりまでに時間がかかってしまいました。反省点です。

 参観後、廊下で数名の保護者の方を話をする機会がありました。ご家庭での様子を聞くこともできました。やはり、対話が一番です。一人でも多くの保護者の方と、年間を通じて対話していきたいと思います。保護者の皆様、ぜひ、お声がけください。

4月10日(木) おいしい給食はじまる

 今週8日(火)から、さっそく給食が始まりました。8日(火)は2年生以上で、やきとり丼が登場しました。私はこの日、終日出張だったため、このやきとり丼を食べることができませんでした。(残念…)。昨日(9日)から、1年生の給食も始まりました。上小管内の小学校で、1年生の給食開始が一番早い学校だったこともあり、メディア取材もありました。この日は、みんな大好きエビフライが登場しました。私も食べましたが、サクサクのパリパリで揚げたてでした。自校給食だからこそ味わえる触感でした。1年生の教室では、1年生が食べながらの取材を受けていました。「給食どう?」と聞かれ、もぐもぐするのを一時停止し、「おいしい」と取材の方の瞳を見つめ答えていました。その伝え方と「おいしい」と発したトーンを聞いて、本当においしい気持ちで食べていることが伝わってきました。栄養士の先生、調理員の先生方のおかげで、毎日おいしい給食を食べることができます。食べるたびに感謝したいと思います。そして、今後ともおいしい給食、よろしくお願いします。

 ちなみに本日は、チリコンカンでした。給食の定番です。明日の給食も楽しみです。そして明日は、参観日があります。大勢の方ご来校いただき、授業場面で見せる子どもたちの素敵な姿に、子どもと先生の素敵なやりとりに出会ってほしいと思います。

4月8日(火) 多くの人に守られている

 本日より、令和7年度が本格始動しました。上小管内の多くの小学校は、月曜日から始まっていましたが、本校は先週の土曜日が入学式だったため、今日から始まりました。

 今週は、春の交通安全週間とも重なっているため、子どもたちの登校時間に合わせ、地域の方が安全を呼びかけるため、道路に立ち、啓発活動を行ってくださいました。上田警察署の方、駐在所の所長さんをはじめ、安全協会青木支部、役場、教育委員会、森林組合、PTAの方々など、総勢50名ほどの方が、旗を持ち、立ってくださいました。子どもたちは、立ってくださっている方々に大きな声で「おはようございます」の挨拶をすることができていました。横断歩道を渡る時には、しっかりと手を上げ、渡る意思表示を示し、渡ることができていました。

 今月中は集団登校が続きます。きっとその日その日で、地域の方に会うことがあるかと思います。子どもたちから元気に、「おはようございます」が言えるといいなと思います。

 今回の街頭指導の担当の方と立ち話をする中で、「今年は50人に迫る方が街頭指導に来てくださいました。用意していた旗が例年だと余るのですが、今年は足りなくなるくらいでした」

と話してくださいました。地域に暮らす多くの方が、朝の貴重な時間を子どもたちのために費やして下っているということ。地域の皆様に子どもたちが守られていることへの感謝はもちろん、地域の宝である子どもたちが、生き生きと通える学校でなければならないと改めて感じる時間にもなりました。

 街頭指導を終え学校へ戻ると、「早く昇降口を開けてよ」と昇降口前に並び、きらきらした目で私に訴える子どもたちがいました。地域の温かさを感じ、子どもたちの瞳を見つめ、「この子たちのために精一杯に努めねば」と背筋がピンと伸びる朝となりました。

4月5日(土) 進級おめでとう!入学おめでとう!さあ始まりのとき!

 本日、始業式と入学式が行われ、青木村立青木小学校の令和7年度がスタートしました。前日の中学校の入学式に続き、この日も入学式にふさわしい、すばらしい天気に恵まれました。

 まずは始業式から行われました。新任の先生が入場すると、子どもたちは一人一人の先生方を見ようと、一人、また一人と目線を移していました。「私の担任の先生はこの中にいるのかあ」そんな声が聞こえてくるようでした。

 新任の先生とお会いした後は、担任、専科、様々な担当の先生の紹介がありました。子どもたちは一喜一憂でした。すべての先生の紹介の後、私から、進級おめでとうメッセージと今年度のお願い(大事にしたいこと)を全校に伝えました。伝えたことは、

 ☆3つの”根っこ”を伸ばすこと

  ①思い合いの根っこ ②学び合いの根っこ ③関わり合いの根っこ

 ☆青木をたくさん歩こう

 以上3つのこと+α(アルファ)を伝えました。

 友を思い、他者(ひと)のことでも自分のことのように感じることができれば思い合いが芽生え、

 「なぜ、どうして」をみんなの「なぜ、どうして」にし、とことん追究することが学び合いとなり、

 日頃の仲間だけでなく、活動から生まれる無縁の人との関わりを自ら求め、関わり合いを作り出す。

 「こういうことのできる1年にしたい」といった思いを込め、伝えました。そして、歩く機会を作ってほしいことも伝えました。友だち、あるいは家族で、ちょっと外へ出て青木を歩くと、きっと様々な発見が生まれるはずです。私自身も朝、住宅のまわりを歩くだけでも、朝の空はいつも同じと思っていても、毎回違った朝を迎え、鳥のさえずりに出合うだけでも心がいやされます。日頃暮らしている青木です。分かっているつもりでいても、「へ~~」ということもたくさんあるはずです。「歩いてみてね」そんなメッセージを送りました。

 始業式の次は、入学式です。新1年生を、2年生から6年生、保護者、ご来賓の皆様、そして私たち教職員でお迎えしました。1年生の歌声すばらしかったです。1年生に向けて、児童会長がお迎えのあいさつをしました。「小学校は、みんなで学んだり遊んだりして、きずなを深めるところです。ぼくたち6年生に、何でも聞いてください」と力強く発表しました。6年生のみなさん、お願いします。

 入学式を終え、各教室へ戻ると、2年生から6年生までの教室で、初めての学活が行われました。先生自ら自己紹介し、子どもたちも自己紹介をする学級もありました。写真は、さよならの場面です。新しい先生と初めてのジャンケン。勝った負けたというよりも、この瞬間を楽しんむ、子どもたちと先生の姿がありました。

 あっという間だった1日。207日分の1日なわけですが、貴重な1日と言いますか、半日となりました。火曜日から、いよいよ本格スタートです。1年生が、一日でも早く学校になれ、各学級学年で、様々な活動が始まります。こうご期待です!!

 

4月4日(金) 中学そして小学校

 

本日、すばらしい天気の下、青木中学校の入学式が行われました。来賓席に座らせていただきました。

 今年度は、この3月に小学校を卒業した6年生が新1年生として入学するので、どんな姿で入場してくるのか、とてもわくわくした気持ちで参加することができました。

 入場の音楽が流れ、体育館の扉が空き、昨年度の児童会長を先頭に、一人また一人と入場してきました。小学校での卒業式から2週間と少ししか経っていないのに、何だかその時よりも大きくなっているように感じました。新入生代表の挨拶では、元児童会長が、児童会で得た想像力を発揮すること、そして、チャレンジチェンジの精神で成長していくことを力強く発表しました。小学校を巣立った子どもたちが、いよいよ中学校の生徒の一員として、一歩を踏み出しました。”わたしならでは”を遺憾なく発揮し、大活躍してほしいと思います。

 さて、明日は小学校の番です。新1年生が入学をします。本日、教職員一人一人、1年生のため、全校のため、保護者の皆様のため、精一杯に会場の体育館をはじめ、校内の整備を行いました。各教室も、進級した子どもたちの受け入れ態勢万全です。

 明日の朝から、子どもたちの元気な声が校内に響くと思うと、「早く明日になれ~~」と思ってしまいますが、さすがに時間を早くすることはできません。残念無念・・・。

 新鮮な気持ちで登校する子どもたちと、入学式前に行われる始業式で、今年度の私自身の意気込みを伝えられたらと思います。そして、新しい先生をお迎えした新青木小職員一同と全校みんなで、令和7年度の最高のスタートを切りたいと思います。

 オン ユア マーク・・・、セット・・・

4月1日(火) いよいよ始動

 令和7年度が始まりました。保護者の皆様、地域の皆様、ホームページをご覧くださる皆様、令和7年度もよろしくお願いいたします。

 朝、自宅の窓を開けると、雪が降っていました。4月に入っての雪は、さすがに珍しいですが、空から舞う雪たちも、新しい先生方をお迎えしてくださったのかもしれません。

 本日は、辞令交付式から始まり、新任の先生方を職員室で熱烈歓迎し、お昼には歓迎の昼食会が、本校のランチルームで行われました。新任の先生方はもちろん、前年度からお勤めされている先生方も全員で自己紹介をしました。おいしいお弁当を食べつつ、楽しい会話も生まれ、緊張感漂う新任の先生方の表情も、一気に穏やかになりました。

 午後は、あいさつ回りがありました。小学校と中学校と合同で行いました。役場では、新任職員紹介の後、北村村長からお言葉をいただきました。国宝があること、1300年前の人々が青木を通る東山道で、人々が往来していたこと、くつろげる温泉があること、五島慶太翁の生誕の地であることなどお話いただき、激励のお言葉もいただきました。各所を回ったわけですが、村の皆様が本当に学校を大事に考えてくださっていること、子どもたちの未来を支援くださっていることが伝わってきました。

 新たな先生をお迎えしての新たな青木小学校の幕開けです。5日には、子どもたちの声が聞こえてきます。精一杯の準備をし、始業式と入学式を迎えたいと思います。