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長野県青木村立青木小学校

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校長日記

校長日記

 学校の出来事などを、校長の目線で言葉にしていこうと思います。

 ご覧いただけたら幸いです。

5月の日記 6月の日記                    

 

7月24日(水) 1学期を終え、夏休みへ

 

 本日、無事に1学期が終了しました。大きな事故、ケガなどなく、充実した75日間を過ごすことができました。ひとえに、保護者の皆様の、本校の教育活動に対するご理解と協力のおかげです。誠にありがとうございます。

 2時間目には、終業式が行われました。3年生の代表児童が、なわとびとけん玉を頑張ったことを、5年生の代表児童が、海の学習を通して一人ではできないことがあっても、みんなとならできることを学んだことを発表しました。

 その後、私から1学期の各学年学級の取り組みをスクリーンを通して紹介しました。

  1年生:運動会のスパイ大作戦。新しくできることが増え、進化した自分になった1年生

  2年生:あずき物語スタート。あずきの栽培を通して、2年生も成長し続けている

  3年生:モルモットのゆきちゃんとの暮らし。2学期からはいよいよエサ代のための野菜作りが開始

  4年生:ソーラン節に義民太鼓。間違えず完璧を目指すからこそ味わえる”本当の楽しさ”を知る

  5年生:海の学習。海と遊び、1つになり、みんなと活動する大切さ、まとまることの意味を知る

  6年生:私たちがつくる運動会。児童会活動でも、言われてするのではなく自ら考え行動ができた

  3組・4組:川遊びにジャガイモ栽培。1つの活動から、そこを出発店に活動が広がるすごさ

 こういったことを全校で共有しました。

 また、事前にアンケートをとった、保護者が感じた『この1学期でのわが子の成長』についても伝えました。50名ほどの保護者から回答をいただき、その中から3名の成長を紹介しました。

 ①2.5キロの道のりを、へこたれることなく、毎日歩いて登校できたことへの成長

 ②新しい友だちをたくさん作り、前に突き進む姿に、たくましさを感じた

 ③委員長として、委員会の仕事を主体的に進めようと努力している姿に成長を感じた

 この3つを紹介しました。

 最後に、夏休みに向けての話をし、私の話を終えました。

 今年の夏休みは29日間です。ぜひ、夏休みだからこそできる”もの、こと”を見つけ、そして、その”ものやこと”にこだわり、やる遂げてほしいと思います。

 一人一人に与えられた29日間は、すべて平等です。その与えられた、いただいた29日の一日一日をどう過ごすのかによって、同じ1日でも、違った1日になります。

 29日後の8月23日には、この日(7月24日)の姿とは違う、心と体がバージョンアップした、”あらたなわたし”同士で再開したいと思います。

7月23日(火) 暑い中でも

【あずきのために】 【ぜんこうのために】

 

 梅雨が明けてから、暑い日が続いています。そんな暑さの中、熱中症対策をしつつ、子どもたちは元気に活動しています。

 写真は、2年生の草取りの様子です。一番涼しい(といっても既に暑いですが)1時間目に、小豆畑の草取りを行いました。本日から2日間、隣の青木中学校の2年生3名が、職場体験学習で1年生と2年生の教室に入っているため、中学生も一緒に、草取りを行いました。雑草たちは、自然のままにぐんぐんと伸びているので、子どもたちは、そんな雑草の育ちの速さ、すごさを感じながらの草取りとなりました。前回よりも、ダイナミックに草を取っているように感じました。それだけ、草の勢いもすごかったのだと思います。

 先週から、校庭北側(校舎側)花壇の花の苗植えも始まっています。学年ごとに区画されているので、任された区画に、学年ごとマリーゴールドの苗を植えました。5時間目には、4年生が苗植えを行いました。苗用ポットにナメクジがいて、「うわあ、なめくじ~~」と、夫神岳まで届くほどの悲鳴も聞こえてきました。暑い中でも、子どもたちは、力強くたくましく、活動していました。

 この他にも、昨日と今日の二日間で、プールはもちろん、浦野川での川遊び、校庭での砂遊び、体育館裏の畑では、じゃがいもが収穫されました。どの活動も、とても楽しそうな表情が満載でした。

 いよいよ明日で1学期が終わります。2時間目には終業式が行われます。おそらく体育館はすでにムンムンです。学年代表の子どもの発表の後、私から全校に話をします。暑い中でも、耳を傾けたくなるような話ができるよう、ギリギリまで悩み、考えたいと思います。

7月22日(月) タチアカネを守る方々との出会い

 21日(日)、青木村産タチアカネの原種の種を栽培する活動に携わる方々の作業を見学する機会をいただきました。場所は、学校から車で30分ほどかかる、かつて牧場のあった場所です。森の中ですが、牧場の跡地は、一面整備され、正に草原のようでした。広さは7ヘクタールほどあり、ここ一面にタチアカネの種を植えるので、赤い花が咲くころに来たら、また違った美しさが味わえるように感じました。

 原種の種をまく作業をする方は、農事組合法人青木村機械作業受託組合の皆様でした。村から依頼され活動を続けているそうです。代表の方からは、「原種は絶対に混ざっちゃだめだから、このくらい人里離れた場所がちょうどいいんだよ」と教えていただきました。”種”を守り抜くための工夫を知ることができました。以前、青木村内のお蕎麦屋さんで、蕎麦を打つ方から、「タチアカネの蕎麦を初めて打ったときの香りと味の感動は忘れられません」とお聞きしたことを思い出します。

 青木だからこそ味わえる蕎麦。”タチアカネそば”と記された看板や旗をよく見かけますが、タチアカネそのものを守り抜く人たちがいて、タチアカネ蕎麦を味わうことができます。学校の授業でも、地域の様々な場所、場面でご活躍される方々に出会える、そういった機会をつくっていこうと思います。

7月19日(金) 歌を聞き合う 歌い合う

 朝の時間に、今年度2回目の音楽集会が行われました。今回、全校で歌った曲は、アニメ映画『魔女の宅急便』のエンディングテーマ曲『やさしさに包まれたなら』でした。多くの子が耳にしたことのある曲であり、また、これまで、朝の時間に各学級で歌ってきたので、子どもたちは気持ちよく歌うことができていました。

 全体で歌った後、各学年ごと1年生から順々に、歌声を披露していきました。元気に歌う1、2年生、元気でありつつきれいに歌う3,4年生、そして、美しい歌声を響かせた5、6年生と、その学年らしく歌うことができました。感想発表では、「1年生の声が大きくてすごかった」「5年生の歌が綺麗でよかった」と、その学年のよさを伝え合いました。最後に、音楽専科の先生から、「これからも各学級で歌っていく中で、クラスの歌声を作っていってください」とメッセージをいただきました。

 春に運動会を行ったので、秋には音楽会が待っています。6年生の男の子は、音楽集会を終えると、

「校長先生、6年の発表期待してね。すごいから。だから、練習の歌とか曲とか、絶対聞いちゃだめだからね。聞くのは本番だけだからね」

と話してくれました。2か月以上先になる音楽会を話題にしたのは、きっと、全校が集い、自分の歌声とみんなの歌声が重なり、歌う心地よさを感じたからだと思います。あるいは、ステージに映る曲の歌詞を見ながら歌っていた時に、ステージに上がり全校を前にして歌う自分の姿を思い浮かべたからかもしれません。音楽会に向けた意気込みを聞いたわたしは、あの6月の校庭で、全校が集い行った、感動の運動会を思い出しました。

7月18日(木) はたらくことを知る

 本日、朝の時間(15分間)に、5・6年生を対象とした『ミニお仕事講座』が開かれました。講師は、長野県建設業協会上小支部の皆様でした。素敵なパンフレットを配っていただき、そのパンフレットをもとにお話をしていただきましたが、8枚の素敵なパネルもご用意いただき、建設業についてわかりやすく教えていただきました。パネルには、青木村の過去の災害時の復旧作業の写真や道の駅などの建設の様子がわかる写真があり、子どもたちは、建設業の仕事を身近に感じながら、建設業の魅力を知ることができました。また、自治体で災害が発生したときには、建設業の皆さんがまず最初にかけつけ、道路や河川の復旧にとりかかることも知ることができました。仕事について知るだけでなく、はたらくことの意味、やりがい、そういった部分もきっと感じたと思います。

 身の回りには、たくさんの方々が、働いています。いずれ、5年生も6年生も”はたらく側”になります。今日の、この時間をきっかけに、自分は将来何をしたいのか、仲間同士で、家族で、語り合うのもよいかもしれません。

 建設業協会上小支部の皆様、子どもたちのために、ありがとうございました。

7月17日(水) 掘るのが楽しい 

 

 梅雨明けが待ち遠しい今日この頃ですが、今日は、午後から、うっすらと青空も見え始めました。梅雨明け宣言が近づいています。

 5時間目、くわを持ち、軍手をはめて畑へ向かう様子があったので、体育館そばの畑へと私も向かいました。そこでは、雨のおかげで元気に育つ雑草の合間にある畝を、先生がくわで掘り、その掘った畝をさらに軍手をまとった手で掘る。そんな子どもたちの姿がありました。しばらくすると、「見つけた~~」の子どもの声、そして先生の、「ここ、ありそうだよ」の声。畑の中から、土をかぶった元気なじゃがいもが、たくさん登場しました。1人の男の子を見つめていると、その子は、じゃがいもを手に、

「でっかいねえ」

「なんかこのじゃがいも、耳たぶみたい」

「こんなにちっちゃいのあった」

「見てえ、これりんごみたい」

と、手に取るじゃがいも1つ1つを、その子ならではの言葉で表現していました。

隣の女の子は、

「先生、わたし一人で、4つもとれて持ってきたよ」

と、4つも手にした喜びを表現していました。

『じゃがいも掘り』という1つの活動の中でも、子どもたちは、わたしを表現しながら、畑とじゃがいもと向き合っていました。じゃがいもを何かに見立てて表現する姿に、その子ならではの豊かさを感じ、「一人で4つもとれて持ってきたよ」の言葉に、すくすくと育ちゆくたくましさを感じました。

 子どもを見れば見るほどに、私自身の心が豊かになります。夏休みになると、そういった子どもたちとのひとときがしばしなくなるかと思うと、少しばかり淋しさも湧いてきますが、子どもたちは、楽しい楽しい夏休みを待ち望んでいます。

 夏休みまで、あとわずか。怪我無く、元気に、1学期の最終日まで過ごしてほしいです。

7月16日(火) 本気だったからこそ・・・

 13日(土)に開かれた、交通安全子供自転車長野県大会に自転車クラブの選手たちが出場し、準優勝の成績をおさめました。指導者の皆様も、選手たちも県大会優勝をめざしていたので、悔しさももちろんありますが、見事な成績、見事な自転車操作でした。

 会場は、普段の体育館ではなく、長野市の東和田運動公園体育館であり、また、乗る自転車も、公平を保つため大会で用意された自転車だったため、普段乗りなれている自転車ではありませんでした。そういった環境の中、子どもたちは普段とは違う環境に順応し、精一杯の走行をしていました。

 指導していただいている安全協会の方から、「思い通りにいかなくて、悔しくて泣いていました。それを見ていて、私も泣いちゃいました」と教えていただきました。悔しい感情がこみ上げてくるのは、本気だった証拠です。地区大会を終えてからも選手たちは毎日の練習を続けてきました。結果だけでなく、大会に本気で向かった中に、きっと一人一人の成長があるはずです。

 選手のみなさん、お疲れさまでした。そして、ご指導いただいた安全協会の皆様、当日応援にかけつけたご家族の皆様、ありがとうございました。

 

7月12日(金) 校長室がにぎやかに・・・

 

 

 校長室にはカエルがいます。一時期7匹が暮らしていましたが、現在は5匹になります。生き物博士、生き物大好きな子が「捕まえた~~」と言ってきたことがきっかけです。ツチガエル2匹、アマガエルが1匹、トノサマガエルが1匹、そしてカジカガエルが1匹です。カジカガエルはきれいな声で鳴くのですが、日中、その声を聴くことはできません。

 けん玉も置かれています。4月、5月は、けん玉に興味を示す様子はありませんでしたが、先月の後半から、一人、また一人とけん玉をやるようになり、今では、多いときには10名ほどが休み時間に楽しんでいます。けん玉の数が足りないので、持参してくる子もいます。

 わたしも、時々一緒にカエルさんを眺めたり、けん玉バトルをしたりするときもありますが、じっと子どもたちの様子を眺めているときの方が多くあります。そうしたいのです。AさんとBさんでカエル談義をしている時もあれば、CさんとDさんで、カエルの動きに一喜一憂しているときもあれば、かたやけん玉を手に、向かい合って競う時もあれば、4人で輪になって、声を合わせ同じ技を全員ができるかチャレンジしている時もあります。毎日欠かさずカエルの様子を見つめに来る子もいれば、友だちに誘われてはずかしそうに校長室のじゅうたんに足を乗せる子もいます。「校長先生、あのね」と話しはじめる子もいれば、友だちが私と話す様子をじっと見つめている子もいます。

 そうやって、一人一人を見ていると、一人一人が、”わたし”が”わたし”として過ごし、”わたしらしさ”を出していることが伝わってきます。校長室という環境は同じ場にいても、そこでの過ごし方は、似ているようで、みんな違っています。子どもを見つめれば見つめるほどに、わたしらしく生きてほしいなあと思います。わたしらしさを出しつつ、あなたらしさを感じながら関わり合い、仲間同士の空間をつくっていくことが、本当の関わり合いのように思います。そんなことを、大好きな子どもたちを見つめながら感じることができる、素敵な時間を子どもたちからいただいています。

7月11日(木) 子どもたちの安全のために

 

 本日の朝は、学校前の交差点に、『交通安全』の旗を手にしながら、上田警察署の方、青木駐在所の所長さん、上田市安全協会の皆様に、安全運転の呼びかけとともに、子どもたちの登校の様子を見ていただきました。「おはようございます」と大きな声であいさつができる子どもたちが多く、子どもたちの成長を感じました。

 横断歩道を渡るときには、警察署の方に、「しっかり手をあげようね」「まわりのようすを見てから渡ろうね」と声をかけられ、安全に横断歩道を渡ることができました。学校の前の交差点は、カーブを終えてすぐのT字路であるため、運転する側にとっても注意が必要になります。青信号だから大丈夫とは思わず、青になっても車がしっかり止まったことを確認して、これからも渡ってほしいと思います。

 警察署の方と少し話をすることもできました。毎日信号機に立っていると、そろそろ〇〇さん(たち)が来るかなとわかるようになってきたこと。そして、「道草をくいながら登校する子は、日によってここ(信号機)に到着する時間がまちまちなんですよ」とお伝えすると、警察署の方はその状況がよくわかるそうで、ご自身も小学校時代、登校時間は30なのに、下校のときには2時間近くもかかって家に帰ったことがあったことを教えてくださいました。私はというと、小学校時代、自宅から学校までの距離が短く、遠くから通っている友だちがうらやましかったことをお伝えしました。

 子どもたちの安全を、最前線で守っていただいている方と、当時の登校エピソードを伝え合う、そんな時間にもなりました。子どもたちには、これからも、安全に登校を続けるとともに、道を行き交う人、車の運転手さんに、自分たちの登校が安全になるよう、”心配りをいただいている”ことを忘れずに、登校してほしいと思います。そして、朝の時間に見る青木の景色から見えるもの、聞こえてくる音、日によって違う風なども味わってほしいと思います。

7月10日(水) プールだけでなく 川も味わう

 

 5時間目、水着を着用し、バスタオルに首にかけ、プールではない方へ向かう1年生の姿に、「どこへ向かうのか」(わかっていましたが)と後を追いました。向かった場所は、体育館となりを流れる浦野川でした。

 足をばたばたさせ、水しぶきが飛ぶことを楽しんだり、ゴーグルをつけたまま川に顔をつけ、川の中の様子を見つめる姿あったり、全身で川に浸かり、川の流れを感じ取ったりと、その子にとっての働きかけ方で、浦野川を味わっていました。

 担任の先生からは、プールを怖がる子も、川だとへっちゃらで入ることができることを教えていただきました。まずは、どっぷりと川を満喫し、その先に、川から生まれる新たな活動、あるいは探索が、始まるのかもしれません。

7月10日(水) 保護者の皆様とともに

 

昨日の、参観授業の続きになります。

 学級懇談会終了後、保護者の皆様へ話をする機会をいただきました。急遽だったこともあり、懇談会終了後、話を聞いてみようと思う保護者の皆様にお集まりいただきました。

 まずは、参観授業の様子をお伝えし、その後、この1学期の各学級学年の様子をお伝えしました。プールの様子、小豆畑の草取りの様子、モルモットのゆきちゃんとの出合いの場面、義民太鼓の取り組みが始まったこと、先週の海の学習の様子、オリジナル修学旅行を企画し始めたこと、浦野川の遊びが様々な活動に発展していることなど、写真を示しながらお伝えしました。

 後半は、私自身が今思うことをお伝えしました。

1 てるてる坊主にかかわって

 5年生のために集まった140個のてるてる坊主。その1つ1つには、「5年生が海へ出かける2日間、晴れてください」という願いが込められている。きっと5年生はこの先、てるてる坊主を見ると、海のことを思い出す。そしてさらに、いつか大人になり、通りを歩いていると、ふいに軒先に吊るされたてるてる坊主と出合う。そのてるてる坊主を見つめながら、誰だか分からないけれど、その吊るした人の思い、願いを想像するのではないか。見えないものを見ようとすると、人の思いに思いを巡らせるようになると、きっと暮らしが、人生が豊かになる。

2 『守る』のかそれとも『見守る』のか

 『守る』は英語ではdefense。そこに”見”がつく『見守る』は英語ではwatchになる。日本語だと漢字が1つ加わっただけなのに、英語にすると違った言葉になる。子どもを守る保護者でいるのか、それとも子どもを見守る保護者でいるのか。10年先のわが子の未来を考えたとき、ひとり立ちした大人となっていくためには、『守る』べきか、『見守る』べきか、考えてみるのはどうか。教育は、今のためだけではなく、未来のためにある。

3 もっと小さかったころの子どもの話をしよう

 5月2日付信濃毎日新聞のコラム【視角】に「子どもは、もっと小さかったころの自分の話を知りたがっている。そして、子どもはもっと愛されていい。愛された子は、その愛を誰かに広げていく」という落合恵子さんの記事が掲載されていた。このコラムを紹介し、私自身が小学校のころに家族から聞いた誕生エピソードを保護者に紹介し、ぜひ、見返りを求めない”無償の愛”をわが子に届けてほしいこと、ひとり立ちする大人になることを願い、ぜひ子どもを”見守ってほしい”。

 こういったことをこの機会に話をさせていただきました。話を終えた時、あるお父さんから、「早速帰って、子どもが生まれた時の話をしたいと思います」と、うれしいお言葉をいただきました。

 

7月9日(火) 参観授業+参加授業

 

給食試食会の後は、予定通り授業参観がありました。すべての学級でオープンな授業をし、参観ではなく、参加型の授業を行った学年学級もありました。

 劇の発表があり、算数の問題を親と一緒に考える場面があり、モルック遊びがあり、国語の音と訓を調べる授業があり、社会見学に向けた授業があり、「あったらいいな、こんなもの」の発表会があり、縫い方を保護者にも教わる授業があり、個々に応じた活動をする場面があり、アイスクリーム作りがあり、などなど、その学級、その子ならではの活動、学びが満載の45分間でした。

 授業が終わると、廊下に飾られた図工の作品を見せるため、親の手を握り、自分の作品が置かれた場所へと手を引っ張る様子も見られました。子どもたちは、どの子もお家の人に来てもらいたく、そして、わたしの姿を見てほしいのだと思います。

 お忙しい中、子どものために学校へお越しいただいた保護者の皆様、ありがとうございました。また、授業後の学級懇談会にもご参加いただき、ありがとうございました。

7月9日(火) 給食試食会

 

 本日は、参観日の前に、3年生の保護者を対象に、『給食試食会』が開かれました。

 子どもたちは子どもたちで給食の準備をし、保護者の皆様もエプロンなどをご着用いただき、子どもたち同様に、準備から一緒にやっていただきました。

 食べるときには、親子で向かい合って食べました。親子の会話が弾んでいました。日ごろご家庭でも親子の会話はしているのですが、きっとこの時間は、普段と違った空間で、この空間だからこそ生まれる会話が生まれたことと思います。

 学校栄養士の先生からは、献立についての説明をしてただきました。おいしさと栄養にこだわった、充実した献立であることが伝わったかと思います。私も、ランチルームへお邪魔し、3年生と一緒に給食を食べました。いつも以上においしくいただくことができました。明日の給食も楽しみです!

7月9日(火) ようこそ わたしたちの学級へ

 

本日、7月24日(水)までの期間限定で、外国からのお友だちが5年生に来ました。普段はシンガポールの学校へ通っていて、夏休み期間になったため一時帰国し、青木小学校が夏休みに入るまでの間、5年生と一緒に過ごします。昨年も4年生の時に体験入学しているので、受け入れる側の5年生も、この日を心待ちにしていました。

 もちろん、シンガポールから来た2人も、1年ぶりの再会となるため楽しみにしていました。休み時間には、早速仲良く遊ぶ姿が見られました。教室での学習はもちろん、水泳も一緒に行います。限られた期間でのかかわりになりますが、めいいっぱいかかわり、仲を深めてほしいと思います。

7月6日(土) 学校をきれいに ~PTA作業~

 PTA作業が行われました。大勢の保護者の皆様が集まり、およそ1時間、除草作業を行っていただきました。写真に示したとおり、校舎のまわり、グランドのまわり、体育館のまわり、そして遊具広場と、とてもきれいになりました。きっと、月曜日、子どもたちが外へ出たとき、先週よりも自分たちが過ごす、楽しむ場所がきれいになったことに気が付くと思います。

 役員の皆様には、事前の下見もしていただき、この日の作業がスムーズに進むようご準備いただきました。ありがとうございました。保護者の皆様に整備していただいた場所で、より楽しい、よりよい活動や学びを、子どもたちと共に作ってまいります。 

 

7月5日(金) ビーチファイヤーも海も満喫

 5年生、海の学習の続きになります。

 昨日は、夕飯のあと、ビーチファイヤーを行うことができました。火の神から、『友情』と『健康』の火をもらい、火を囲んでのダンスが始まりました。マイムマイム、ジェンカ、タタロチカ、ビビデバをノンストップで踊り、最後は花火を楽しみました。

 本日は、ラジオ体操とゴミ拾いから始まりました。ゴミ拾いの時には、ゴミを見付けつつ、それぞれの目は、貝殻も見つけていました。朝食後は、昨日実現できなかった、海を楽しむ時間がやってきました。2時間たっぷり遊ぶことが出来ました。左の写真は、海に入りたての様子です。この時には、海で遊ぶように見えていましたが、右の写真のように、時間が経つにつれ、子どもたちは徐々に波に体を預けられるようになり、最後には、波が押し寄せる瞬間を味わい、海に体を預けているようにも見えました。もちろん、貝殻やお気に入りの石を探す姿もありました。

 週間予報では、雨が心配されていましたが、2日間とも雨に当たることもなく、夏らしい海を、海ならではの潮風を、体全身で味わう2日間となりました。

7月4日(木) イルカにプールに波の音 

【イルカにくぎ付け 水まみれ】 【おいしい夕食 会話がはずみ】

 本日、5年生の海の学習in上越が始まりました。心配していた天気も嘘のよう。出発前から太陽が顔を出し、みんなの出発を見守ってくれました。

 てるてる坊主大作戦も功を奏し、上越に入ってからも太陽が見え、「これは、よし!」となったのですが、思いのほか、海からの風が強く、旅館からの「今日は夕方まで海は荒れたままなので、海は厳しい」との連絡をいただき、上越到着後は、予定していた水族館の見学の後は、リージョンプラザでのプールとなりました。それを知った子どもたちは、少しばかり寂しい表情をしていましたが、時間に経つにつれそれぞれが納得し、イルカショーを満喫し、プールの時間を楽しみました。

 午後5時前に、無事旅館に到着。6時からは楽しみにしていた夕食の時間。いただきますをしてからしばらくすると、一人また一人とごはんと味噌汁のお椀をもち、お代わりをしていました。カニの甲羅をお皿にしたグラタンを口にすると、「こういうグラタン、私食べるの初めてかも」の声が聞こえ、また、「豪華すぎる」といった声も聞こえてきました。

 夕飯を食べている途中、窓から見える海を眺め、「きれいな夕焼けだね」と、しみじみと友だちに伝える声も聞こえてきました。青木の十観山を眺めてみる夕焼けももちろんきれいですが、日本海の波音を聞きながら見つめる海の夕焼けの美しさに、思わず口にした、素敵な言葉でした。明日は、その見つめる海も穏やかになり、青木っ子たちを快く受け入れてくれる、穏やかな波立つ海となっていると思います。

 明日こそ、海を感じ、海と遊べますように・・・

 


 

 

7月3日(水) 苗のために わたしたちができること

 2年生の草取りの様子です。畝を見ると、一列に苗が伸びているのがわかります。6月14日に頑張って蒔いた小豆の種から立派な苗が顔を出しはじめ、子どもたち同様に、すくすくと育っています。梅雨の時期なので、苗と一緒にまわりの雑草も立派に伸びています。

 小豆のためにも草を取らないといけないことに気がついた子ども達。涼しい時間帯の1時間目に草取りをしました。畑で子どもたちを待ち構えるのは苗だけでなく、”蚊”も待っていたようで、子どもたちのまわりには蚊も登場し、蚊を追い払いながらの草取りとなりました。一本一本丁寧に抜く子もいれば、抜いた草を大切に集めている子もいました。軍手をしていた子は、抜くというよりも、苗のまわりの土をわしづかみにしながら、土を掘り起こすかのように勢いよく抜いて(土を持ち上げて)いました。

 苗を見つめ、その周りの草も見つめ、植物が育つ土をも感じながら、子どもたちは今自分ができることを精一杯に取り組んでいました。まわりでは、鳥のさえずりも聞こえてきました。教室では味わえないひとときを過ごす、大切な時間となりました。

7月2日(火) 昇降口に 願いが集結

 

 金曜日の呼びかけに対し、多くの子どもたち、先生方、保護者の方(子どもから話を聞き、作ってきてくださいました)が応えていただき、この2日間(2日12時現在)140を超える〝てるてる坊主”がてるてるBOXに集まり、昇降口に飾られ(吊るされ)ました。大きなもの、小さなもの、顔の笑顔も様々で、見ているだけで心が晴れやかになります。

 顔の裏側には、「天気に なあれ」と願いが記されているてるてる坊主もありました。4日(木)からの2日間、すべてが晴れは厳しいですが、どちらかでも晴れ間が顔をのぞかせ、上越の海の輝きを子どもたちに出会わせたいと強く願います。

 

7月1日(月) 小中合同の地区子ども会

 

 本日より7月となりました。じめじめとした気候が続きます。梅雨明け宣言が待ち遠しいところです。

 今日は、午後、小学生と中学生が集まっての、「小中合同地区子ども会」が行われました。今年度は小学校が会場だったため、時間に合わせ、中学生が懐かしの校舎に入り、地区子ども会が始まりました。夏休みに向けた注意事項、危険個所の確認、そして、夏休み中の地区行事について話し合いが行われました。花火大会、肝試し、ビンゴゲーム、水遊び、スイカ割り、宝探しなど、様々な”やりたいこと”が出されいました。私が参観していた地区では、ビンゴゲームと肝試しが行われることとなりました。

 私が小学生だった頃にも、地区の行事があり、スイカ割りをしたり、肝試しをしたりした記憶があります。きっと楽しい地区行事になるかと思います。本日の地区子ども会には、各地区の役員の皆様にもご参加いただきました。お忙しい中、子どもたちのために時間をつくっていただき、誠にありがとうございます。学校は、保護者の皆様にも支えらています。今後ともよろしくお願いいたします。

6月28日(金) 必ず 天気に な~あれ

【全校へのメッセージ】 【かならず てんきに な~あれ】

  

 今日は、朝からあいにくの雨模様。そんな雨の中、雨にも負けず、歩いて登校してくる子どもたち。信号待ちしていた2年生の女の子二人が、楽しい会話をしていました。傘を差しながら、「ねえ、カエルが上から降ってきたらびっくりだよね」「そんなこと、あるわけないでしょ」。こんな会話でした。

 傘を差し、雨音を耳から感じたり、濡れる葉を見たりして、カエルが頭に浮かんできたのか、それとも登校途中の田んぼからカエルの声が聞こえて気なのか、雨の日だからこそ生まれる会話を二人はしていました。

 梅雨入りをし、来週は雨の日が多くなりそうです。楽しみにしているプールに入れない日が続くと思うと、それだけで憂鬱になりそうですが、5年生にとっては海の学習が来週控えているため、全校の中でも一番心配していることは間違いありません。

 そこで、「もとむ てるてる坊主」のメッセージを昇降口に設置しました。みんなで5年生の海の学習を後押しするためです。メッセージに気づいた6年生は、「校長先生、わたしたちも5年生のために、てるてる坊主つくってくるからね」と、清掃を終えた時間に、うれしい言葉が聞こえてきました。昨年度作成した巨大てるてる坊主を、さっそく提供してくださった先生もいます。いくつ並ぶかは分かりませんが、来週、”みんながつくった  てるてる坊主”が、昇降口に飾られるかと思うと、わくわくしてきます。

6月27日(木) 学校を動かす児童会

【本部役員会】 【健康委員会】

 6時間目に、児童会があり、6つの委員会に分かれ、活動が行われました。

 左は本部役員会の様子です。会長、副会長、議長、書記の4名が顔を突き合わせ、児童会祭りのことなど話し合いをしていました。手元にはタブレットが用意され、そのタブレットも活用しつつ、和気あいあいと楽しそうに話し合っていました。やらされている感じは全くせず、「自分たちで学校を動かすんだ、まとめるんだ」そんな空気が伝わってきました。

 右は健康委員会の様子です。ここ最近の当番活動時の全校の様子を委員が発表し、給食の片づけのよりより仕方について話し合われ、後半では、来週から始まる「爪チェック」についての進め方についての確認が行われました。この他の委員会でも、様々な話し合いや活動が行われました。

 委員会としてのこれまでを振り返り、これからのことについて話し合う。本部会では全体を見渡しつつ、今後の取り組みについて意見を出し合う。学校の主人公は、子どもたちです。私たち職員もアグレッシブに活動をしていきますが、ぐいぐいと引っ張るのではなく、子どもたち一人一人も学校を支える側にいることを自覚できるよう、支援していきます。

6月26日(水) ネット被害から大切なこころとからだを守る(講演会)

 

 午後、4年生以上を対象に、メディア講演会が開かれました。講師は、長野県のりんどうハートながのに勤務されている伴美佐子先生です。「ネット被害から大切なこころとからだを守る」をテーマにお話しいただきました。子どもたちは、伴先生からの問いかけに反応しながら、時に近くの友だちと対話をしながら、聞き入っていました。

 7つのことをキーワードにしながらお話いただきました。その中に、「感じ方は人それぞれ」というものがありました。インターネット上(SNSなど)に上げた言葉は、上げた本人の解釈と受け取った側の解釈が常に同じになるとは限らないというものでした。そんなつもりで上げたのではないのに、誤解が生じ、そこから友だち関係が悪くなる具体的な事例も示していただきました。

 また、「インターネットの特徴を知ろう」というものもありました。その中で、ネット上には様々な情報があり、そこから”本物を見抜く力”を磨いていってほしいというお話がありました。安易に1つの情報に納得する(流される)のではなく、大人に聞いたり、図書館で調べたりするなど、さまざま試みることから本物が見えてくるというお話でした。

 視力低下の問題についてもお伝えいただきました。今の子どもたちも、いずれは情報端末を持ち、インターネットを利用しながらの生活が始まります。その時に、そういった世界に大事な時間を奪われていくのではなく、平等に与えられた時間を、自身をコントロールしながら上手に時間を使っていくができる一人一人になっていてほしいと思います。メディアについて考える、大切な1時間になりました。

6月25日(火) 本と出合い、親しむ時間

 4時間目、図書館へ出かけました。図書館には4年生がいました。借りていた本を返したり、新たに本を借りたい、借りた本を黙々と読んだりする、本と親しむ子ども達の姿がありました。

 どんな本を、子どもたちは読んでいるのか気になり、本の表紙、あるいは背表紙を見ると、大谷翔平選手の本をはじめ、ギネス世界記録の本、ひみつシリーズの本、源氏物語など、”わたしならでは”の一冊を選び、読んでいました。そんな中、同じ本を読む子がいました。その本は戦争に関係する本でした。一人の子にどうして選んだのかを聞くと、国語の学習で「一つの花」という物語と出合い、その出合いがきっかけで戦争の本を読んでみたいと思ったことを教えてくれました。もう一人の子も、国語の学習がきっかけであること、先生が紹介してくれたことを話しました。国語の学習がきっかけで新しい本と出合う。とても素敵なエピソードに感じました。

 一冊を手にする動機は、人それぞれです。たまたまタイトルが気になり手にしてみることもありますが、なぜその本を選んだのか、本との出合いのいきさつを聞くと、その子を知ることにもつながります。4年生はもちろん、全校のみんなが、これからも素敵な本に出合い、本を通して心を豊かにしてほしいと思います。

 

6月24日(月) 何を見つめ 何を感じるのか

【観察して気づいたこと】 【キャベツの苗を一人一人の鉢へ】

 

本日、3年生の教室では、ホウセンカとひまわりの苗を比較しながらの観察が行われていました。

 一人一人が理科の学習ノートに、気づいたことを書いていました。写真で示してあるノートには、

「双葉の方はぬめぬめしていて、本葉はふわふわしています」と、触った感触が記されています。

他の子のノートを見ると、そこには、

「つるつる」「ザラザラ」「ペタペタ」と、触った感触は似ていても、表現の仕方は様々あることが分かりました。同じ、あるいは似た感触なのにその表し方は様々ある。そういった子どもたちの表現の豊かさも理科の学習を通して伝わってきました。

 授業の後半は、ホウセンカでもひまわりでもなく、キャベツの苗を鉢に植え替えました。食べるためのキャベツを育てるのではなく、モンシロチョウの幼虫の観察をするためです。一人一人が大事に苗を植え替えていました。残りのキャベツの苗は、観察用ではなく立派に畑で育てて収穫をするそうです。理由は、総合的な学習の時間に行うクラスの中核活動に関係しているようです。どのような活動なのでしょうか。興味津々です。

6月21日(金) これから始まる物語

 

 この畑は、学校西側にある畑です。先週14日(金)に、2年生が小豆の種を蒔きました。グループごとに畝を担当し、蒔きました。

 蒔いた日から今日で、ちょうど一週間が経ちました。本日、小雨降る中、畑へ行きましたが、小豆の芽はまだ出ていませんでした。きっと来週には、どの畝からも可愛らしい芽が出てくるはずです。2年生は、小豆の振り返り(小豆日記)をつけ始めています。種蒔き当日の様子を見ることは出来ませんでしたが、2年生に話を聞くと、「楽しかったし、収穫するのが楽しみ」と話していました。収穫してからのことを聞くと、「餡子(あんこ)にして美味しく食べるのが楽しみです」とも話していました。

 種蒔きから1.5ヶ月~2ヶ月で黄色い花が咲き、開花後からおよそ1ヶ月で収穫の時期を迎えます。6月14日に種蒔きしたので、おそらく9月のはじめには収穫の時期を迎えそうです。収穫も楽しみですが、収穫した後、子どもたちがどんな活動を始めるのか、そちらも本当に楽しみです。

 畑の隣には、浦野川が流れ、夜には蛍が舞います。昨夜は20匹近くの蛍が飛び交い、美しい蛍光を放っていました。蛍と出会うのもいいかもしれません。

6月20日(木) 本格スタート プールのじかん

 

【プール可否の掲示版】

【逃げ逃げて 追いかけて】

写真が示すとおり、昨日から水泳が『可』となりました。午前中は6年生が、午後は5年生がプールに入りました。

 5時間目が始まると、プールから「10、9、8・・・ゼロ」と、5年生が声を合わせてカウントダウンする声が、校長室まで届いてきました。「いよいよ始まったんだな」と思い、プールへと向かいました。到着すると、すでに5年生はプールに入り、スポンジ製の長い棒を鬼になった子が持ち(2人)、その棒で友だちをタッチしようと、プールの中を楽しそうに走っていました(泳いでいました)。中には、鬼になりたくて、逃げる側なのに、「タッチして」とおねだりしている様子もありました。今シーズンの始まりの1時間目だったので、水になじみ、友だちと一緒に水の感触を味わう、そんな1時間でした。5年生は、来月、『海の学習』も控えています。学校のプール学習を、波立つ海での学びにつなげてほしいと思います。

 甲信越地方にも、確実に梅雨が近づきつつあります。どうか、例年よりも短い期間の梅雨でありますように・・・。 

 

6月19日(水) 参観者に見守られながら・・・

 

 本日は、青木村の教育委員会の皆様が、北村村長と一緒に学校を訪問し、授業を参観する日でした。すべての教室を訪問されましたが、子どもたちの反応は様々でした。

 「見られると緊張しちゃう」「いつも通りでいこう」「あっ、村長さんだ!」

などなど、いろいろな声が聞こえてきました。学校が取り組む具体的な良さをお伝えいただくと同時に、更によくするアドバイスもいただきました。

 6年生の教室を訪問した時には、11月の修学旅行にかかわるお話を、北村村長、沓掛教育長のお二人からしていただきました。なぜ渋谷へ行けるのか、なぜ東急の社長さんが私たち6年生に会ってくれるのか、子どもたちが抱いた質問に対して答えていただきました。

・東京都の渋谷の街と青木村は五島慶太でつながっていること。

・青木村には東急グループの皆さんが研修をする場所があること。

など教えていただき、北村村長からは、「五島慶太について学んでください。きっと皆さんは渋谷に行きたくりなます」とお言葉をいただきました。

 修学旅行はまだまだ先のことですが、6年生の子どもたちは、渋谷の街に、ただ行くのではなく、

「そこで”私たちならではのこと”、”青木を知ってもらうこと”をみんなでやってみたい」という気持ちが芽生えています。今後、どのように発展し、大輪の花を咲かせるのか、とっても楽しみになりました。

6月18日(火) いよいよ開幕 水泳学習

 

本日は、あいにくの雨模様。予定されていた「プール開き」は体育館で行われました。

 児童代表の体育委員長(6年生)から、今年の水泳学習に向けた決意が発表されました。安全に学習することと平泳ぎをマスターすることの2つについて発表しました。発表後には、「緊張したあ」と口にしていました。全校が見つめる中、素晴らしい発表でした。体育係の先生からは、安全に学習をしていくことに加えて、「プールを好きになってほしい」と全校にメッセージを届けました。

 水泳のスタートは水あそびからです。水に触れることや水に入ることへの抵抗感があって当然です。少しずつでいいのです。水に触れ、水に入り、水に慣れ、そして浮いたり潜ったりして、そういった体験の先に”泳げるわたし”が存在しているのです。水泳学習は楽しさと危険が共存しています。安全には十分配慮をして学習を進めていきます。

 青木村にはすばらしい村営プールがあります。学校のプールに飽き足らず、村の大きなプールでも、楽しんで欲しいと思います。明日は晴れて、今年度の水泳学習が始まりますように・・・

6月17日(月) 学校の代表として ~自転車大会出場~

 

【開会式で村長と一緒に「エイエイオー」】 【審査員の方に見つめられながらの自転車走行】

 

 6月15日(土)、本校の体育館で、令和6年度 交通安全子供自転車上小地区大会が開催されました。

 ジグザグ走行、八の字走行、ガタガタした所を安定して運転するなどの技術を評価したり、学科試験も行われました。選手が同時にスタートすることはなく、スタートからゴールまで、常に一人で自転車の運転を披露しました。スピードを緩めたり、シグナルを出したり、細い道をはみ出すことのないよう、進む先を見ながら、わたしならではの運転をすることができました。

 全員が来月13日(土)に長野市で開催される県大会に出場します。閉会式での講評では、沓掛教育長から、「感謝を力に変える、そういう選手になってください。県大会まで1ヶ月あります。皆さんにはまだまだ伸びしろがあります。県大会に向けてがんばりましょう」

とお言葉をいただきました。自転車大会出場にかかわるすべての人への感謝を忘れずに、自転車のハンドルを握り、ペダルを漕いでほしいと思います。県大会、期待しています。

6月13日(木) 音楽集会での交流

 音楽集会が朝の時間に行われました。「明るい声で元気よく歌って 校歌をおぼえよう」がめあてでした。歌う前には、

1番の歌詞には"青木三山”があることから『みどり』のイメージ

2番の歌詞には”千曲のながれ”があることから『みずいろ』のイメージ

3番の歌詞には”はなのいのち”があることから『ピンクやきいろ』のイメージ

こういった色をイメージしながら歌うことを共有し3番まで歌いました。その後、連学年ごとに1番、2番、3番と歌い、聞き合いました。手を振ってリズムを取りながら歌う子、膝の屈伸でリズムを取りながら歌う子、笑顔を見せながら歌う子、さらには、オリジナルダンスをして歌うことよりも体で歌詞を表現しながら歌う子もいました。その子ならではの歌い方で歌う姿が、とても印象的でした。

 会の終わりには、感想を出し合いました。

「6年生の歌声が上手だった」(低学年)

「歌うのが、とっても楽しかった」(低学年)

「5年生と6年生の歌声がきれいだった」(低学年)

「1年生が、たった2ヶ月で校歌が歌えるようになっていてすごい」(高学年)

「低学年の歌声が元気だった」(高学年)

歌の交流だけでなく、思いの交流も最後にはできました。次回は、7月の予定です。心の扉を開き、わたしの歌い方で歌える青木小の子どもたちに出会えたひとときでした。次回も楽しみです。

6月12日(水) 清掃なしのお昼休み

【サッカー三昧】 【ブランコ三昧】

 今年度も、水曜日のお昼休み後には清掃がありません。午後1時過ぎには給食の片付けが終わるので、概ね30分間、子どもたちはおもいっきり遊びます。

 本日は30度に迫る天候でしたが、子どもたちは紅白帽子をかぶり暑さ対策をし、たくさんの子どもたちが外で遊びました。左の写真はサッカーを楽しむ様子です。本校は、ゴールが4つあるので、2面が使えます。写真は低学年の様子で、隣では高学年が白熱した試合を繰り広げていました。

 右の写真は、ブランコを楽しむ様子です。行ったり来たりの感覚を楽しむ子もいれば、鎖をぐるっと巻いて、体をブランコに委ね、くるくると回る感覚を味わう様子もありました。ボールをけり、ブランコに揺られ、まわりでは、タイヤを飛び越え、銀杏の葉に触れ、桑の実を味わう、多くの姿がありました。

 様々な場で、思い思いの遊びをする子どもたちに共通していること、それは、嬉々として楽しむ姿です。もちろん楽しみの中身はそれぞれです。遊びに対する楽しさもあれば、仲間と関わる楽しさもあります。暑くても遊べる子どもたち。きっと、もっと暑くなっても秋になっても雪が降っても、遊びを手放すことはないと思います。遊べることはいいことです。今日は、一緒に遊ぶことができませんでした。次回は、一緒に遊びたい。いや、「遊ばせていただきたい」でした。

6月11日(火) 防犯教室

 長野県警察本部のスクールサポーターである井出幹夫先生にお越しいただき、『防犯教室』が行われました。前半が低学年、後半が高学年でした。不審者と遭遇した時にどうするのか。日頃からどんなことに気をつけるべきかを、”ひまわり”、”いかのおすし”など、わかりやすい言葉でお伝えいただきました。子どもたちは、井出先生の投げかけに、積極的に手を上げ、また、多くの子が様々な反応をしていました。

 その中で、不審者のイメージについて話題になりました。昔は、「サングラス、帽子、マスク」がイメージでしたが、今は不審者には見えない普通の服装をしているから、行動を観察することが大切ですというお話がありました。

 確かにその通りだなと思うと同時に、不審者を見極める目の必要性も感じました。友だちの良さを見つける目を青木小の子どもたちは持っています。さらにその目を、"見極めることのできる目”にするにはどうしたらよいか。それは、多様な他者と、より多くかかわることだと思います。学級の仲間だけでなく、各学級の活動の中から生まれる出会い、地域の方との出会い。仲間とも家族とも違う、多様な方と出会い、人のすごさを知り、人のあたたかさ感じ、その人ならではの生き方に学ぶ。そういった経験値が、おのずと子どもたちの心はもちろん、見極める目を育てることにつながると思います。

6月5日(水) 外へ出ると・・・

 

2時間目休みを終え、3時間目が始まると、校庭横の遊具広場から1年生の楽しそうな声が聞こえてきました。その声に誘われ出かけると、1年(2組)のみんなが担任の先生と一緒に、桑の実を取っていました。「先生とって、先生とって」がこだましていたので、私もと思い、桑の実を取り始めると、いつの間にか手のひらは、桑の実の色に染まっていました。桑の実を手にする子どもたちを見ていると、その子らしさが出ていました。

・桑の実を手にすると、即座に口にする子

・桑の実をビニール袋に貯め、担任の先生に「たべてごらん、美味しいよ」と誘われ食べ始める子

・すぐには口にせず、桑の実を貯めることに徹する子

桑の実採りという、同じ活動をしているのに、子どもたち一人一人を見つめると、決して同じことをしてはいません。子どもは、桑の実採りという”こと”の中で、確かに”わたし”という存在としてそこに居るのです。高い桑の実を取ろうと、木登りにチャレンジするお友達を見つけると、

「○○くん、気をつけてね」

という仲間を思う、優しい声が聞こえてきました。桑の実を通して、仲間同士もつながる、素敵な場面に出会うことが出来ました。

 

 

6月1日(土) 運動会開催

 

 

 青空の下、待ちに待った運動会が行われました。

  金管クラブの演奏から始まり、その曲に合わせ入場行進をし、応援合戦、ラジオ体操と続き、前半の短距離走が始まりました。

 抜きつ抜かれつのデットヒートもあり、一人一人が全力で走り抜きました。転倒した子にゴール係の子が優しく声をかける、そんな素敵な場面もありました。

 短距離走の次は、各学年の競技と種目がはじまりました。

 1年生:スパイ大作戦

  スパイになりきり、スパイとなって相手チームと争うシーンを演出しました。玉入れも盛り上がりま 

  した。

 2年生:きみのヒーローになりたい

  素敵な曲に合わせ、指を突き上げ、一人一人が決めポーズをし、2年生の元気を、見ている人たちす 

  べてに届けました。

 3年生:台風の目

  赤と白、2チームの一騎打ち、どちらの試合も白組が勝ちましたが、竹を操り、台風の渦を表現し、

  グランドを駆け抜けました。

 4年生:青木ソーラン2024

  「どっこいしょ」と「ソーラン」のかけ声からのスタート。漁師になりきり、指先の動きまでこだわ

  り、一人一人のソーラン節を披露しました。

 5、6年生:全力で楽しもう!フラッグ&ダンス

  振り付けも隊形移動も子どもたち発。フラッグの音まで楽しむダンスも、サークルになってのリズム

  ダンスもすべて圧巻の踊りでした。

 来入児:かざぐるまひろい

  入場ソングが流れると、応援席に座る子どもたちから大合唱が聞こえてきました。運動会後、手にし

  た風車で遊ぶ姿が見られました。

 全校種目:タッチでつなげ全校リレー

  4色のゼッケンを身にまとい、直線を往復していくリレーを、6年生が発案し、実現しました。手作

  り種目の完成度に、来賓の皆さん驚かれていました。

 全校ダンス:校歌ダンス

  手作りの旗をはためかせ、参観いただいたご来賓の皆様も一緒に、踊ることができました。旗の音が

  空へと響き、心地よい時間となりました。

 

 「今の自分の動きはどうだったんだろう」「次、どうしたらいいんだろう」「こうしたらみんなどうかな?」・・・、教師が一方的に進めるのではなく、子どもが主体となって考え、6年生は自分たちで考え、授業も行っていました。完成品を披露するための運動会ではなく、活動の中で、どうしたらいいかを思考しながらの運動会でした。村長さんからは、「みなさんの姿から、元気と感動をいただきました」とお褒めの言葉をいただきました。

 運動会はゴールではなく通過点。次の活動に向け、全校みんなでリスタート!

5月31日(金)いよいよ前日

 

 

運動会がいよいよ明日となりました。

天気は、天気予報通りに本日は雨でした。

前日準備は、十分にはできませんでしたが、明日の天気は大丈夫そうです。

外での活動ができなかったため、前日練習は体育館となりました。

4年生の練習では、体育館をグランドに見立て、本番さながらのソーラン節を踊っていました。

かけごえのタイミング、動き出しのタイミング、隊形移動のタイミングと、細部わたって確認していました。これまでの取り組みが充実しているからこそ、1つ1つの確認を丁寧に行うことができました。

きっと明日は、子どもたちが見上げる空は青空のはず。

♪あ~した てんきに な~あれ♪

 5月30日(木)間近に迫る

 

運動会が近づいてきました。今日は、全校で行う最後の全体練習が朝の時間から1時間目にかけて行われました。

 運動会の最後に踊る『全校ダンス』を、実際に旗を持って行いました。色とりどりの旗がとてもきれいで、揺らす時には、素敵な音が鳴りました。その音を楽しむ子どもたちの姿もありました。閉会式では、表彰式も行うので、その練習もしてみました。結果を伝える6年生が、「白組○点、赤組○点、優勝は・・・○組です」のアナウンスに、喜びと拍手が起こりました。本番当日は、どちらが勝つか分かりません。

 全体練習の後は、翌日の雨が予想されていたため、本番前最後の練習を各学年行いました。写真は、3年生の競技の様子です。赤組が勝つか、白組が勝つか、状況は一目瞭然なので、子どもたちは、その都度の状況に一喜一憂し、ピョンピョンと跳ねながら声援を送っていました。見ているこちらまで、からだを弾ませたくなりました。勝っても負けても、自分の役割を精一杯に行い、仲間の頑張りを声援を送る子どもたちの姿を見ているだけで、感動します。

 5月22日(水)音楽鑑賞教室

  

 

17日(水)の午後、音楽鑑賞教室が行われました。Jスコラーズさんをお招きしての鑑賞教室は、素敵な歌声が響き渡りました。

 一番感動した場面は、Jスコラーズさんと子どもたちが一緒に歌った♪ビリーブ♪が響き渡った場面でした。誰一人、歌わされるのではなく、自然と歌う、歌いたいからだとなって歌う、そんな素敵な姿でした。プロの歌い手さんたちと歌える特別感ももちろんあったとも思いますが、日頃の授業でも、歌の魅力を感じているからこその姿でした。

 合唱は、運動と同様に、得意不得意があります。私自身はというと、歌うことはどちらかというと得意ではありませんが、歌うことは大好きです。何かが好き、いやそうでもない。何かが得意、どちらともいえない。そういう一人一人がいて当然だと思います。そういう違いがあるもの同士が歌うことに意味があると思います。学校の音楽は、プロの歌い手を育てるためのものではありません。歌う魅力を感じ、音楽があることによって暮らしが豊かになる。そういうことを知る、あるいは感じる場なのです。歌と出会い、歌うことを繰り返すことで、新たな自分となり、友だちのよさにも気づいていきます。

 歌う場面でも、一人一人のよさ、変化、”その子ならでは”を感じ、見つけられる、そういう私たちでありたいと思います。

 

 5月17日(金) 昔の運動会を感じる

 

今年度最初の校長講話がありました。運動会に向けた取組が本格的になってきたことから(先生方からの希望もあり)、運動会にかかわる話を全校にしました。

内容は、「過去の(これまでの)運動会を感じる」ことでした。当日に向けて、『学校百年史』を読み、地域の方々4名を取材し、当時の様子を聞き、思い出の写真もお借りし、当時の写真を全校に示しながらこれまでの運動会を紹介していきました。

・10年前の運動会:義民太鼓をたたく様子の写真

・22年前の運動会:青色応援団が応援をしている写真

・42年前の運動会:村民グランドで踊る6年生の写真

・94年前の運動会:万国旗の下、当時の服装で踊る写真

写真と、当時の説明を通じて、運動会が昔は四つ組で行われていたこと、学校のグランドが校舎建設のため使えないとき村民グランドで行われいたこと、そして、運動会は村民みんなが楽しみにしている行事であることなど、様々なことに気がつきました。

今、一人一人が見据える運動会も、ずっと前から受け継がれてきていることを知ることができました。

6月1日が、運動会当日です。これまでの運動会を受け継ぎ、これからにつながる運動会になるよう、子どもたちと先生たちが1つになり、運動会へと向かいます。